砕石場で使用されている電動機(クラッシャー)が、負荷運転中にトリップするとの
ご相談を受け、取り外しからの作業をさせて頂きました。
分解後、電動機内部にはかなりのグリス・ダスト汚損がありました。
幸いコイルに損傷はなく、温水洗浄、真空乾燥(絶縁物保護のため)
含浸ワニス・仕上げワニス吹き付けにて、作業をすすめることができました。
オーバーホール後はトリップすることもなくなり、音・振動も減少したようです。
このような砕石場関係は、生産ライン等の関係で、毎年整備をおこなうことは困難ですが、
絶縁不良で焼損してしまうと、復旧までに数ヶ月を要する場合もあります。
使用頻度により異なりますが、数年に一度はオーバーホールをされることを推奨します。
【主な作業項目】
- 分解・点検
- 固定子コイル洗浄、乾燥、ニス処理
- 部品洗浄、手入れ
- 組立、外観塗装
- スリップリング切削